古山浩二(佐久本宝)のモデル・古関弘之はどんな人だったの?

朝ドラ「エール」のモデル古関裕而(こせきゆうじ)さんには弟がおり、名前は古関弘之(こせきひろし)さんです。古関裕而さんがやっと授かった子宝でしたが、続けて授かったのが古関弘之さんでした。

朝ドラ「エール」の中で古関弘之さんをモデルにしているのは、古山浩二(佐久本宝)になります。そこで、今回は古山浩二のモデルである古関弘之さんがどんな人物だったのか見ていきます。

 

古関家では、呉服屋を代々営んでいましたが父・三郎治さんの後は誰が継いだのかという疑問があります。古関裕而さんは作曲家の道へ進み、家は古関弘之さんが継ぐことになりました。

古関家の営む呉服屋「喜多三」がどうなっていくのかは、この後お話ししていきますがまさに暗転していきます。では、古関弘之さんについて詳しく探っていきましょう。

古関裕而の弟

福島の呉服屋「喜多三」は、江戸時代初期から続く呉服屋で300年ほどの歴史があります。福島有数の呉服屋となっており、当主は代々・三郎治を襲名していました。

古関裕而さん、古関弘之さんの父である古関三郎治さんは7代目当主になります。古関三郎治さんには、子宝に恵まれないという時期がありやっと授かったのが古関裕而さんでした。

 

1人授かると、続けて生まれたのが古関弘之さんです。普通に考えると、古関裕而さんは跡取りであり古関弘之さんは悠々自適な生活が待っているはずでした。

ところが、兄である古関裕而さんは音楽好きであり、作曲家になりたいと考えていました。旧制福島商業学校に在学中に、呉服屋「喜多三」が倒産してしまいます。

 

このことがあったのもあるでしょう。古関裕而さんは学校卒業後、銀行勤務をしています。家を継ぐなら卒業後に実家へ戻っているはずです。家の支援のために働きに出たのかもしれません。

兄の代わりに家を継ぐ

古関裕而さんは銀行勤務で、家を継ぐということは考えていなかったのでしょう。そこで白羽の矢が立ったのが、弟である古関弘之さんです。自分がその立場だったらと考えてみてください。

家を継ぎたいと思うでしょうか?父のミスで借金を負うことになり、呉服屋は倒産しています。傾いた家を継ぎたいと誰が思うでしょう?本来なら兄が継ぐべき家を、弟が継ぐことに対して反発を覚えるのが当然です。

 

兄は銀行に勤めながら、作曲家として勉強して自由に暮らしているのにという不満も当然あったのではないでしょうか。結局、古関弘之さんは古関家の当主を継ぎます

倒産した呉服屋「喜多三」は、お店を移転して再開することになりましたが事業規模は縮小しなければなりませんでした。京染めの中継ぎ・質屋に絞って事業を継続していますが、従業員は全員解雇しています。

 

店は古関三郎治さんと、古関弘之さんの二人で切り盛りする状況になっていました。かつての「喜多三」を考えると、別のお店になっているようです。

この状況は誰によって引き起こされたのかと考えると、古関三郎治さんが債務保証を引き受けていたからです。負わなくてもいい借金を背負い、店を倒産させてしまいました。

 

言われなくても、心の中で思われているということは感じるものです。再開した「喜多三」ですが、古関三郎治さんは間もなく引退します。

「喜多三」は、古関弘之さんが事業を継続させていくこととなったのです。とは言っても、一度倒産していますから逆境には変わりありません。

 

細々と事業を継続させていた「喜多三」ですが、時代の波には逆らえませんでした。第一次世界大戦後の不況、昭和金融恐慌のあおりを受けます。

このことが元で「喜多三」は立ち行かなくなり、倒産してしまうのです。こうして、江戸時代初期から代々続いてきた「喜多三」は完全に姿を消します。

 

時代の波は、時に予想をはるかに上回る高さに達するのです。しかし、古関弘之さんにとっては、肩の荷が下りたのではないかと思います。

エールでは古山浩二として登場

2020年4月から放送されるNHKの朝の連続テレビ小説「エール」で、古関弘之さんは古山浩二として登場します。演じるのは佐久本宝さんです。

佐久本宝さんは、2016年に公開された映画「怒り」に、1200名が参加したオーディションを通り出演しました。その演技は、第40回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞しています。

 

そのことからも、将来を有望視されている若手俳優です。これからが楽しみな俳優さんの一人でしょう。古山家がモデル通りの運命になるのか、古山浩二にも注目してみてください。

 

古関弘之さんについて詳しくお話してきましたが、こういった事情はどこの家でも起こっていたことなのだろうという印象を受けました。

当時の財閥家では、婿養子を取ることが多く家業を継がせないという選択をしていました。一般的には、長男が継ぐということが普通であり次男が家業を継ぐということはなかなかありません。

 

古関弘之さんからすると、本当に気苦労が絶えなかったと思います。しかし、倒産してしまいましたが、そこまで事業を持たせたということは評価されるべきでしょう。

これから朝の連続テレビ小説「エール」が放送されますが、ドラマでは「喜多一」として登場している「喜多三」がどのようになるのかも注目が集まるところですね。



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