半沢直樹第8話ネタバレ,あらすじ(動画有)「強敵ライバル登場! 」

このページは、TBSの日曜劇場「半沢直樹」の第8話のネタバレ,あらすじを会話方式、吹き出し形式でお伝えしています。

半沢直樹2(2020/原作)ネタバレ,あらすじを吹き出しで最終回まで暴露

半沢直樹7話のあらすじで、伊勢島ホテルの提携先のIT大手ナルセンが経営危機にひんしていました。そのことを金融庁検査ので黒崎(片岡愛之助)から追及されます。

 

半沢直樹第8話のあらすじは、黒崎が半沢をナルセンのことで追及するところから始まります。半沢直樹第8話のタイトルは「強敵ライバル登場!」です。

半沢直樹第8話の動画はコチラ

半沢直樹ネタバレ,あらすじ8話

東京中央銀行は、大口取引先である伊勢島ホテルに、200億円の融資を実行した。しかし、その後、株の運用失敗によって120億円もの損失が出る事が発覚する。

ちょうど、そのタイミングに、金融庁検査が入ります。金融庁検査において、120億の損失を出した伊勢島ホテルが実質破綻先と判断されれば、1500億円以上にのぼる巨額な引当金を積まなければならない。

 

そんな銀行の危機を救うよう、半沢は、頭取から命令される。半沢の使命は一つ。伊勢島ホテルが、金融庁から実質破綻先として分類されることを阻止する事を阻止する事だった。

 

しかし、伊勢島ホテルの運用損失の裏には、融資を得るための隠蔽工作があり、銀行の一部の人間とホテルが結託し、不正融資が行われた事を知る。銀行とホテルを救うため、奔走する半沢。しかし、金融庁検査のさなか…。

黒崎
伊勢島ホテルが、そのITシステムの開発を頼んでる会社。

 

半沢
ナルセンエンジニアリング。

 

黒崎
そのナルセンね…破綻するわよ。

 

半沢は、その真実を確かめるべく、伊勢島ホテルの湯浅社長のもとに向かうのだが、そこで、半沢の前に現れたのは社長の座を狙う、羽根専務(倍賞美津子)。そして、それと手を組む大和田常務(香川照之)の姿であった。

大和田常務
ナルセンが、あのようなことになってしまった今。金融庁検査を乗り切る事はできません。何か打開策がおありかな?私には、ある。経営体制の変更をお願いしたい。金融庁の黒崎主任検査官には、すでに打診をしてある。一族経営を捨てて、新しい可能性を模索するなら、分類するかどうかの判断を、来期1年間猶予してもらえる事になっている。

 

湯浅社長
私に、退けと…?

 

半沢
お待ちください、常務。

 

大和田常務
後任には、このホテルのことを誰よりもよく分かっている、羽根専務に就いていただく。さぁ、私に君の覚悟を見せてくれ!

 

半沢
もう少しだけ時間をください、お願いいたします。

 

大和田常務
それではまた…。

 

半沢
これで担当を続けられるなら、土下座ぐらい、安いものです。

 

湯浅社長
半沢さん…。

 

半沢
今はナルセンの事態をどうにかしなくてはなりません。湯浅社長、本当にナルセンは特許侵害を犯してるんでしょうか?

 

湯浅社長
分かりません…、ナルセンの社長に何度も電話を入れているが、つかまらなくて。

 

半沢
まずいですね…。
湯浅社長
もしかすると、羽根専務は最初からこうなる事を計算してたのかもしれない。元々ナルセンを紹介してきたのは、羽根専務だったんです。迂闊でした…。半沢さん、私を信じてくれたこと、嬉しかった。ありがとう。

 

半沢
私はただ、銀行員として当然のことを言っただけです。

 

湯浅社長
半沢さん。

 

半沢
湯浅社長、ここが正念場です。

 

黒崎
改めて見ると、よくできてたわよね。この再建案。でもナルセンがダメになっちゃって、お気の毒さま!どうするおつもり?今からどっかに新しいシステム開発を頼む余裕もないでしょ。そもそも、伊勢島ホテルはナルセンにどれだけ投資してるか知ってる?

 

小野寺
およそ110億…。

 

黒崎
113億とんで450万。数字は正確にね。ナルセンが破綻すると、113億とんで450万の投資がすべてパー。どうやって補うの?半沢次長?

 

半沢
まだナルセンが破綻すると、決まったわけではありません。

 

黒崎
はぁ?

 

半沢
特許侵害が事実かどうかを確認次第…。

 

黒崎
どっちでも同じよ!特許侵害をしていようが、してまいが、裁判になればナルセンは、社会的信頼が失われ、破綻は確実。そうなると、伊勢島ホテルも再建不可能。分類決定、違う?

 

半沢
ナルセンの破綻を、この目で見るまでは結論は出せません。

 

黒崎
時間稼ぎってわけね。

 

内藤部長
黒崎検査官、決して、その場しのぎの時間稼ぎではございません。ナルセンほどの会社が破綻するとなれば、銀行としても正確な事実確認が必要になります。どうか、しばらく猶予をいただけないでしょうか。

 

黒崎
いいわ、そこまで言うんなら、ナルセンがはっきりするまで、待ってあげる。どうせ、そんな先の事でもないしね。それに、あなたがそれまで、その担当でいられるか分からないしね。

 

黒崎が帰った後に、頭取のいない役員の会議が開かれます。

内藤部長
更迭?半沢を、伊勢島の担当から外すと、そうおっしゃってるんですか?

 

岸川取締役
当然の話だろう。このまま金融庁検査を彼に任せておいて、乗り切れると思っているのかね。

 

内藤部長
半沢は、頭取の指示で担当を任されたんですよ?頭取は何とおっしゃってるんですか?

 

大和田常務
いや?何も?

 

岸川取締役
さすがに頭取も、見限ったのじゃないかな。彼は期待外れだったということだろう。

 

内藤部長
大和田常務も、同じお考えですか?

 

大和田常務
私は今回は、皆さんの意思を尊重しようと思っています。

 

内藤部長
皆さん、半沢の更迭に賛成なんですか?他の役員も仕方ないという雰囲気が流れていました。

 

岸川取締役
内藤さん、部下を思いやる気持ちはわかる。だが、その温情で、あなたに引当金1500億の責任が取れますか?全てはこの銀行のため、どうかご理解いただきたい。

 

内藤部長
しかし半沢は、湯浅社長の信頼を得ていると聞いています。解任するには筋が通りません!

 

岸川取締役
筋?!人事命令に従うのが、行員の筋というものだろう。

 

内藤部長
失礼を承知で申し上げます。私には、不当人事に思えてなりません!

 

岸川取締役
勘違いしないでくれたまえ、内藤部長。これは報告しているのであって、相談しているわけではないんだよ?

 

大和田常務
まぁまぁまぁまぁまぁ、お二人の、銀行と部下を思いやる気持ちは非常によくわかりました。どうでしょう?半沢次長が、伊勢島ホテルを担当するにふさわしいかどうか、一つ、審査をしてみては?

 

内藤部長
審査と申しますと?

 

大和田常務
次回の金融庁検査を想定して、模擬検査を行うんです。

 

内藤部長
模擬検査?

 

大和田常務
その結果次第で、彼の処分を、決めたらよろしいのでは?

 

渡真利
そうか、やっぱり大和田常務だったか…、羽根専務と通じてたのは。

 

半沢
あぁ…。

 

渡真利
しかし、どうも腑に落ちない。何でそこまで羽根専務に肩入れするんだ?大和田常務の目的がさっぱりわからない。

 

半沢
いや、一つだけある。

 

渡真利
え?だってそのせいで、うちの銀行、金融庁から睨まれる事になったんだぞ?このままじゃ、1500億の引当金を積むことになって、しかも頭取の首だっ…て?え…、それか…?!え…、大和田常務の狙いは、うちが金融庁から追い込まれる事だったの?

 

半沢
その責任を、中野渡頭取に取らせ、失脚させるためにな。今のままでは、金融庁検査を乗り切るのは難しい。そこに、大和田常務がまるで救世主のように現れて、見事、検査を乗り切れば、行内の指示は一気に大和田派に傾く。

 

渡真利
そこで中野渡さんに引導を渡して、自分が頭取のイスに座ろうって腹か。

 

半沢
同時に伊勢島ホテルでも、湯浅社長を退陣に追い込み、羽根専務が次期社長になる。これは、自分達がトップに立とうとする、大和田常務と羽根専務の下剋上だ。

 

渡真利
だとしたらお前、頭取と湯浅社長から担当に指名されたお前は、大和田常務にとって一番邪魔な存在じゃないかよ。実はちょっと気になる話がある。融資部の福山啓次郎ってやつ知ってる?

 

半沢
ああ、2、3度会議で顔合わせた事がある。

 

渡真利
俺達と同じ産業中央出身で、大和田常務の息もかかってる。ま、認めたくはないけど、切れ者だよ。

 

半沢
その福山が、どうかしたのか?

 

渡真利
大和田常務と岸川部長が、最近頻繁に福山に会ってるらしい。おそらく、お前の後任候補だ。

 

内藤部長
半沢!ちょっと…。

 

半沢
模擬金融庁検査?

 

内藤部長
そこでお前がうまく質疑応答できなければ、お前は、伊勢島の担当から外される事になる。すまん。あの場では常務の提案を受け入れるしかなかった。

 

半沢
いえ、守ろうとしていただき、ありがとうございます。

 

内藤部長
むこうは、聞き取り役に岸川部長と、それから融資部の福山次長が出るそうだ。表役は、聞き取り役と言ってるが、実質は半沢 対 福山の一騎打ちだ。

 

半沢
私が負ければ、頭取は交代、伊勢島も。

 

内藤部長
羽根社長の誕生だ。そして、俺もお前も。

 

半沢
片道切符の島流し。

 

内藤部長
出向だ。

 

岸川取締役
伊勢島ホテルの担当の件、近々正式に任せる事になると思うが、準備はできてるかね?

 

福山
ご安心ください。伊勢島に関する、おおよその数字はすべて把握しましたので。

 

岸川取締役
湯浅社長を解任するという線で、いけそうか?

 

福山
ええ、伊勢島ホテルの収支は、その湯浅という社長に代わってここ数年で、著しく落ち込んでいます。経営能力のない人物だという事は、明らかですね。部長の推薦する、羽根専務が次期社長にはふさわしいでしょう。

 

岸川取締役
頼むよ~。現担当の半沢次長は非常識な男でね、「やられたら倍返し」などと、ふざけたことをぬかして、我々の指示に一向に従おうとしない。

 

福山
バカバカしい、やられたらやり返すなんて、子供の喧嘩です。完璧な仕事をしてれば、やられることはない。したがって、やり返す必要もない。要は、やられるやつが無能なんです。

 

大和田常務
期待しているよ、福山君。

 

福山
はい。

 

花(上戸彩)は、岸川夫人との集まりにおはぎをつくって参加すると、福山夫人が作った、フルーツタルトをみんなで食べていました。そして、半沢直樹が金融庁検査の担当から降ろされて、福山が担当になると言われます。

も~ほんとムカつく!何がフルーツタルトよ!日本人なら普通、和菓子でしょ和菓子!

 

半沢
美味しい。

 

も~ちゃんと聞いてんの?ごほっごほっ。

 

半沢
嫌だったら無理して行くことないって。

 

私は少しでも直樹の立場が良くなればと思って行ってるの。それなのに、金融庁検査の担当を替えられるってどういう事?

 

半沢
まだ決まったわけじゃないよ。

 

もういいんじゃない?どうせ上手くいってなかったんでしょ?福山さんのご主人に丸投げしちゃえば。

 

半沢
できるわけないだろ、そんなこと。

 

今だったら夏休みの旅行もまだ間に合うかも!

 

半沢
花。

 

冗談よ…。だけど1日ぐらい休み取れないの?もう3か月近く休んでないんだよ?このままだと倒れちゃうよ。

 

半沢
ごちそうさまでした。

 

何だったら、あんまり気は進まないけど、岸川夫人に何とかならないか頼んでもらおうか?

 

半沢
大丈夫だよ。

 

それが彼女、大和田常務の奥さんとも仲がいいから、そっちに頼むこと…。

 

半沢
いいって言ってんだろっ。

 

…。

 

半沢
ごめん。

 

…ねぇ、ずっと気になってたんだけど。直樹、東京に転勤になってから、ときどきすっごい怖い顔するよね。もしかして、お父さんの事とか関係あるの?

 

半沢
別に何もないよ。

 

だったら、何でいつもネジ持ち歩いてるのよ?まだ私に言えない事があるんだ…。

 

半沢
何もないって言ってるだろ?頼むから、家にいる時ぐらいゆっくりさせてくれよ。

 

私は直樹を心配してるんだよ?

 

半沢
心配するような事は何もないよ。風呂入ってくる。

 

近藤
おはようございます、おはようございます、おはようございます。…?!野田さん、私がいない時にこの帳簿、開きましたか?

 

野田経理課長
いいえ、なぜです?

 

近藤
挟んでいたはずの書類が、落ちてるんでね…。

 

野田経理課長
そこには鍵がかかってるんでしょ?

 

近藤
長年この会社に勤めるあなたなら、スペアキーを作る事ぐらい簡単だろ。

 

野田経理課長
それは、部長が私にやったことじゃないですか?

 

近藤
野田さん、ページを差し替えたんですか?

 

野田経理課長
さぁ?何のことです?

 

近藤
答えてください、野田さん!

 

渡真利
ちょっと、先行ってて。

渡真利は同僚に先に行くようにいいます。

 

渡真利
おい、近藤!

 

近藤
おお!ハハッ。

 

渡真利
よっ、タミヤ電機への融資、何とか継続できるようになったんだって?

 

近藤
ああ、おかげさまでな。…はぁ。

 

渡真利
何だよ、何かあったのか?

 

半沢
帳簿が差し替えられてる?

 

近藤
どうも、そんな気がするんだ。

 

半沢
どうして、そう思う?

 

近藤
粉飾が発覚してから、帳簿は俺が管理してたが、どうも誰かが勝手にいじった形跡があって、それで確認したら、1カ所だけページナンバーが飛んでた。

 

渡真利
懲りないねぇ、まだ何か隠してんの?お前の会社。

 

近藤
差し替えられたページに、ほんとは何の会社があったのか、確かめる方法はないもんかな?

 

渡真利
田宮社長に聞いても、教えてはくれなさそうだな。あと確かめる方法は…。

 

半沢
ある!差し替えられる前の、ページのコピーがある。

 

渡真利
税理士だ!

 

近藤
あ~その手があった…!早速行ってみる、ありがとな、半沢、渡真利。

 

渡真利
半沢…。

 

半沢
お久しぶりです、福山次長。

 

福山
あ~、これはこれは、半沢次長。いやこの度は、模擬金融庁検査などという妙な事になってしまいましたが、一つ、お手柔らかに。

 

半沢
こちらこそ。

 

福山
半沢直樹次長、1992年入行。2011年から大阪西支店に融資課長として勤務。年間4%の収益アップを実現し、業績不振だった同支店を2年で立て直したのね~。支店長が起こした5億の融資事故を見事に回収し、本部営業第二部へ栄転。その後も、野川証券、帝国重工などとの取引を着実に成功させ、これまでに、45億円の利益を計上している。なかなか、大したもんです。ですが、あなたの取引には、結果が出るまでに時間がかかる傾向がありますね、平均21か月。1件1件と、じっくり長く付き合うというやり方も、別に否定するつもりはありませんが…私なら、もっと短期間で効率よく利益を上げられますがね。今、伊勢島ホテルに必要なのは、どちらでしょうかね。すいませんが、次の案件がありますので。

 

渡真利
ああいうやつさ、合理主義の塊だ。数字やデータを集めて、情報分析させたらピカイチ。リサーチの福山って言われてる。勝てそうか?

 

近藤
野田さん…、ちょっと。

 

野田経理課長
何ですか?

 

近藤
ラフィット。

 

野田経理課長
…!?

 

近藤
やっぱり知ってるんだな。

 

野田経理課長
いや、知りませんよ、そんな会社。

 

近藤
俺は会社だなんて、ひと言も言ってないぞ。

 

野田経理課長
どうして!…それ…あ…!

 

近藤
さっき税理士の神田先生の所に行ってコピーしてきた。

 

野田経理課長
神田先生が…見せたんですか?これを。

 

近藤
最初は、お前や田宮社長の許可がないと見せられないと渋られたが、粉飾に関わっていた事を銀行に話すと言ったら、すぐに見せてくれたよ。俺の持っている原本に元々あったのは、このラフィットって会社の明細だよな。何ですり替えた?

 

野田経理課長
だから知りませんよ。

 

近藤
このラフィットは、どういう会社だ?なぜ、うちから3千万もの金を貸してる?

 

野田経理課長
さぁ…!…何をするつもりです?

 

近藤
うちはこの当時から経営難だったはずだ、にもかかわらず、他社に貸す3千万もの金をどうやって捻出したんだ?

 

野田経理課長
これ以上、詮索しない方が、あなたのためだと思いますよ。

 

近藤
どういう事だ?…転貸資金か!うちが東京中央から融資された3千万を、そのままラフィットに横流ししたのか?どうなんだ?

 

野田経理課長
知りません!

 

近藤
転貸資金は明らかなルール違反だぞ、そうまでして金を貸した、あのラフィットってのは、どういう会社だ?

 

野田経理課長
私は何も知りません、社長にでも聞いてください。

 

近藤
つまり田宮社長も承知してるって事か…。

 

近藤は、タミヤ電機に骨をうずめる覚悟で、東京中央銀行の社宅よりも格段に古く、そして狭い、タミヤ電機の社宅に自ら入居していた。

田宮社長
もしもし、お忙しい所すみません。実は、例の3千万の件ですが、うちに出向に来てる銀行員がうるさくなってきまして。ええ、早めに手を打った方がよろしいかと。

 

近藤
塾?

 

近藤の妻
そう、友達もみんな行ってるし、洋弼も行きたいって。進学塾なんだけど、どう思う?

 

近藤
どうって?

 

近藤の妻
結構、費用がかかるから。

 

近藤
いいじゃないか、勉強したいっていうなら行かせてやれよ。

 

近藤の妻
大丈夫なの?

 

近藤
それぐらい、何とかするさ。最近、やっと会社にもなじめてきたしな。

 

近藤の妻
良かった。じゃあ明日、洋弼に報告するね?きっと、喜ぶわ。

 

半沢
ただいま~。…はぁ…あ~!…ブー!!

 

花から置手紙が置かれていました。

隆博と金沢のお義母さんのところに行ってきます。花。

 

心配しないで?2,3日で帰るから。

 

半沢
いや、心配はしてないけどさ。何で突然おふくろのとこなんかに…。

 

隆博もおばあちゃんに会いたいって言うし、せっかくの夏休みなのに、どこにも連れてってあげられないのは、かわいそうだから。

 

直樹、仕事ばっかりで、花さん悲しませたらダメだろ!

 

半沢
いや、違うんだよ。

 

しばらく花さんはこっちでゆっくりしてもらうからね?じゃあね。

 

半沢
もしもし?もしもし?

 

ふふふ…。

 

半沢は、記者の来生(ダンカン)と電話していました。

半沢
そうですか、ナルセンはそんな事に。

 

来生
大変でしたよ~、相手が相手だけに、みんな口割ってくれなくて。

 

半沢
この事を金融庁は?

 

来生
気づいてないでしょうね。この手の情報は、正攻法じゃ手に入れられない。

 

半沢
なるほど。しかし、よく調べてくれました。ありがとうございます。

 

来生
それで、お礼の方なんですが。また西大阪スチールの時みたいにネタでくれませんか?

 

半沢
わかりました、もう少し待ってください。でかいスクープを、お届けできると思いますよ。

 

来生
楽しみに待ってます。

 

半沢
アメリカ最大手のホテルチェーン…、日本で1,2を争う、格式あるホテル…。

 

渡真利
半沢君?よう。

 

半沢
転貸資金?

 

近藤
ああ、まだ確証はないが、5年前、東京中央からタミヤ電機へ融資された3千万が、そのまま横流しされてるみたいなんだ。

 

半沢
そのラフィットって会社、どんな会社なんだ?

 

近藤
詳しくはわからないが、渡真利に信用記録の資料集めてもらった。

 

渡真利
はい、こちらです。

 

半沢
アパレルか…。

 

渡真利
この、棚橋貴子っていう代表が、田宮社長の愛人なんじゃないか?

 

近藤
あい、愛、愛人?!冗談じゃない!百歩譲って粉飾はまだ許す!会社をどうにかしようっていう出来心からやってしまう事もあるだろう。愛人の会社に融資を転貸するなんて、言語道断だ!会社を私物化するのも、いい加減にしろ!それが本当なら、俺は断固戦う!…申し訳ない。

 

坂本
どうぞ。

 

半沢
ああ、すまんな新之助。

 

坂本
あの…、よく分かんないですけど、不正なんかに負けずに、頑張ってください!

 

近藤
ああ、ありがとう。

 

半沢
いい部下だろ?

 

近藤
ハハ…。

 

渡真利
で、どうすんだよ?これから。

 

近藤
とにかく、このラフィットって会社に行ってみようと思う。

 

半沢
もしヤバいことになりそうなら、すぐに相談に来いよ。

 

近藤
悪いなぁ、お前だって大変な時に。

 

渡真利
そうだよ半沢、明日の模擬金融庁検査、乗り切れる算段できてんだろうな?ナルセンとフォスターの和解の可能性はどうなってんだよ?

 

半沢
それはあり得ない。

 

渡真利
あり得ないって、どういうこと?

 

半沢
大阪のある筋に頼んで、ナルセンを徹底的に調べた。

 

渡真利
で?

 

半沢
あそこは裏で、反社会的勢力との繋がりがある。

 

渡真利
暴力団か…。

 

半沢
金融庁は気づいていないが、早めに切らないと、とんでもない事になる。

 

渡真利
伊勢島が投資した113億はパーか…。でも、これは金には代えられない問題だな。

 

半沢
ホテル再建案を、根元から見直す以外に、方法はない。

 

近藤
明日の模擬検査まで、何か手立てはあるのか?

 

渡真利
…!半沢君。俺のアイデア、言っていいか?びっくりするぞ。

 

半沢
実は俺も一つある。たぶん、お前と一緒だと思うが。

 

岸川取締役
明日の件、問題ないだろうね?

 

福山
準備は万全です。

 

岸川取締役
ここで結果を出せれば、大和田常務もさぞ、お喜びになるだろう。裏を返せば、失敗は許されないという事だ。分かってるね?

 

福山
もちろんです。

 

羽根専務
あら!まだ社長にご用?大和田常務から、もうすぐあなたに会えなくなるって伺ったけど?

 

半沢
まだ、決まったわけではございません。

 

羽根専務
あまり無理をなさらずに。後の事は、新しい担当者の方にお任せしたらどうかしら?

 

半沢
新しい担当者?

 

羽根専務
ええ、もうじきに、湯浅社長もお辞めになることですしね。

 

半沢
それもまだ、決まったわけではありませんよ。

 

羽根専務
引き際を知らない男は、みっともないだけよ、半沢次長。

 

田宮社長
転貸資金?転貸資金なんて、あるわけないじゃないか。

 

近藤
違うのですか?

 

田宮社長
たまたま、銀行から融資を受けた時期とラフィットに貸した時期が近かっただけだよ。そうだよね?野田君。

 

野田経理課長
おっしゃるとおりです。

 

近藤
ではその3千万は、何のために貸し出したのですか?

 

田宮社長
その件は、私が直接請け負った社長マターの案件だ。君にとやかく言われるものではないんだよ。

 

近藤
しかし…!

 

田宮社長
私からも君に、伝えておくことがある。

 

近藤
何でしょうか?

 

田宮社長
近々、君は別の会社へ出向することになるそうだ。

 

近藤
え?

 

田宮社長
先ほど、銀行から連絡があってね、これは、内示だと思ってくれ。

 

近藤
あなたが、そう働きかけたんですか?

 

田宮社長
天下の東京中央銀行の人事に、私が口を出せるわけがないじゃないか。せっかく、我が社のために色々やってくれていたのに残念だが、新天地へ行っても、元気で頑張りたまえ。おそらく今度はもう少し…遠くになると思うがね。

 

樹脂を加熱して溶かして、それから色んな工程を経て、この1本の樹脂ネジが出来上がるんですね。私、今になってようやく、直樹さんが前に言ってた言葉の、本当の意味、少し分かったような気がします。

 

半沢
こんなちっぽけなネジが、日本を支えてる。

 

海外から原料を買って、この軽くて丈夫なネジを作って、それをまた海外に売る。自動車だってそう、資源のない日本は、職人の技術、技によって、経済大国とまで言われるようになったのよ?

 

この1本のネジに、職人さんの技術や思いが込められてるんですね。

 

そう、直樹達銀行は、その技術と思いにお金を出しているの。

 

私、今回いきなりお義母さんのところに押しかけてきちゃいましたけど、来てよかった。だって、お義父さんやお母さんの事とか、直樹さんがどんな風に育ったのかとか。何にも知らなかったから。

 

そして、銀行で模擬金融庁検査が行われます。

内藤部長
では、これより、金融庁検査のための、事前質疑応答を始めます。

 

岸川取締役
半沢君、分かってると思うが、これは金融庁検査のリハーサルだ。君から納得のできる回答が得られなかった場合、ここにいる福山次長に伊勢島ホテルの担当を引き継いでもらうから、そのつもりで。では、始めてくれたまえ。

 

そこに、大和田常務もやってきました。

岸川取締役
これは大和田常務、わざわざお越しいただき、ありがとうございます。

 

大和田常務
当然じゃないですか。これは我が行の行く末を左右する、大事な模擬試験といっても、過言ではないでしょう。しっかりと、見届けさせてもらいます。

 

小野寺
やられましたね。わざとギリギリに来て場の空気を一変させた。これで完全にアウェーです。

 

半沢
落ち着け。どうせ最初から仕組まれてたことだ。今できる事を…。

 

岸川取締役
何をブツブツ言ってるんだね、早く始めたまえ。

 

小野寺
では、次回聞き取り調査に向けてまとめた、伊勢島ホテルの査定内容をご説明いたします。まず…。今期以降の利益見込み額は、その資料に添付してあるとおりで、当行の信用を回復するには十分…。

 

福山
フフフ…。

 

小野寺
何が可笑しいんですか?

 

福山
連続赤字になるというのに、随分、先行きの見通しが甘すぎませんかね?

 

半沢
どう甘いのか、具体的に言っていただけますか?

 

福山
言われなきゃ分からないの?ナルセンのシステムが使えなくなったことに対して、代替案がまったくないじゃないか。しかも、このままナルセンが破綻したら、これまで投資した113億の穴埋めはどうするつもりだ?

 

半沢
その件に関しましては、現在。打開策を検討してる最中です。

 

岸川取締役
おお、打開策ねぇ。言ってみたまえ、どんな打開策があると言うんだね?

 

半沢
今はまだ申し上げられません。

 

岸川取締役
なぜだ?

 

半沢
秘密だからです。

 

大和田常務
ハハハハ、面白いね~半沢君は。

 

半沢
冗談を申し上げたつもりはありませんが。

 

福山
策がないならないって、正直に言いなさいよ、半沢次長。

 

半沢
打開策はあります。しかし、今は申し上げる段階にありません。

 

福山
子供だましも、いい加減にしなさい!そんなデタラメが、金融庁検査で通用すると思ってるの?

 

半沢
そう頭ごなしに決めつけられては、どうしようもありませんね。

 

福山
そもそも、伊勢島ホテルの経営再建には、抜本的な改善が必要なんじゃないの?

 

半沢
と、おっしゃいますと?

 

福山
経営の良し悪しは、経営者によって変わるんだよ。一人の無能な経営者が、トップに居座っている限り、何度再建しても同じってことだ。企業はしょせん、人なんだよ、人。分かる?/voice]

 

半沢
つまり、湯浅社長を解任するとそういうことでしょう?

 

福山
私なら迷わずそうするね。同族経営から脱却しない限り、伊勢島ホテルに未来はない。

 

半沢
なるほど、そうまでおっしゃるからには、よほど、伊勢島ホテルの事をご存じなんでしょう?

 

福山
当然だろ。伊勢島は、湯浅社長が経営を任されるようになった2010年以降、集客率7%ダウン、リピート率わずか0.2%、週末や大型連休時においても空室率が2割強もある。結果、ホテル全体の売上が27.3%も落ち込んだのは、まぎれもない事実だ。その状況を改善するために、経営者を交代することの、どこに問題があるの?

 

半沢
では、湯浅社長を解任して誰を後任にするおつもりですか?

 

福山
羽根専務が適任だろうね。

 

半沢
その根拠は?

 

福山
羽根専務は、前社長の代から経理を任され、25年以上、伊勢島ホテルの屋台骨を支えてこられた方だ。そういう財務の事が分かる羽根専務をトップに据え、コストカットを優先…。

 

半沢
コストカットすれば、利益が上がるなんて、そんな事をおっしゃるつもりじゃないでしょうね?そんなのは、現場を知らない銀行員の妄想です。伊勢島のコストカットは、もう充分進められています。人件費しかり、設備投資しかり、何より、これ以上のコストカットは、現場で働く従業員の士気の低下に繋がります。あなたのおっしゃってることは、机上の…。いや、タブレット上の空論だ!湯浅社長のやろうとしてる方向性は間違ってはいない。彼は決して、無能な経営者ではありません。それどころか、極めて有能な男です。問題はその、取り巻き連中にある。その筆頭が、羽根専務だ。

 

福山
金融庁がはたして、そんな話を信用するか?今まで赤字を垂れ流してきて、このままではIT開発でも遅れをとる。そんなリーダーを、あの黒崎が承認すると思ってるの?

 

半沢
承認してもらわねば、困る。

 

福山
バカかー!お前は。さっきも言ったが、もう一度いってやろう。今回の検査を乗り切るためには、抜本策の提示が必要不可欠なんだよ。その抜本策として、羽根専務を社長に据えるトップ人事は、その目玉になるんだよ?

 

岸川取締役
分かったかね、半沢君。君と湯浅社長のやり方では、ホテルの再生はおろか、金融庁の検査を乗り切る事も無理ということだ。ん?今後、伊勢島ホテルの担当は、この福山次長に…。

 

半沢
最後に一つ、お聞きします。福山次長。あなた羽根専務にお会いしたことはありますか?どうしました?あなたが次期社長にふさわしいと、推す羽根専務ですよ。

 

福山
それは…。

 

半沢
当然、お会いしたことがあるんですよね?会った事があるのか、ないのか、どっちなんだ!

 

福山
残念だが、お会いしたことはない。

 

半沢
会った事がない?あなた一度も会った事のない人間を社長にしようとしてるんですか?一度も会ってないのに、どうして社長にふさわしいと言えるんです?

 

福山
それは…、私は羽根さんのお考えや、人柄については、岸川部長から伺っていて、間違いないと思っている。本人に直接会った事がないからといって、羽根専務を社長に推すことに、問題はないだろう?

 

半沢
それを本気で、おっしゃっているなら、あんたこそ大バカだ!さっき自分で言ったでしょ、「企業は人だ」と。その肝心の人にも会わず、他人の言葉を鵜呑みにして、先入観だけで羽根専務をトップにするのは、完全な自己矛盾なんじゃないですか?伊勢島ホテルで、120億の損失を出した張本人は、羽根専務なんですよ?

 

福山
それは、湯浅社長が指示してやらせたこと…。

 

半沢
いいや、彼女がそう根回しをしているだけです。ごく一部の人間しか知らない事だが、あれは羽根専務が独断で出した損失だ。あるいは、銀行の上層部なら知っていてもおかしくない情報かもしれませんが、伝えなかったんですか?

 

福山
ご、ご存じだったんですか?

 

岸川取締役
知らんよ、半沢次長の戯言だろう。

 

半沢
私の言っている事が、戯言かどうか、それは一度でも伊勢島ホテルに足を運び、湯浅社長に話を聞けば、すぐに分かったはずです。しかし、福山さん、あなたは羽根専務ばかりか湯浅社長にさえ会っていない。そんな人間の立てた再建計画に、説得力なんかありませんよ。なぜならそこには、血がまったく通っていないからだ!あなたが見ているのは、いつも数字やデータばかりだ。目の前にいる、生身の人間を見ようともしない。そんな人間に、伊勢島ホテルは任せられない!反論があるなら聞かせてもうおう。こっちを見ろ!そう言ってんだよ、福山。いいか?あんたが好きな、そのデータに今から言う事をしっかり付け加えておけ。銀行内部に、羽根専務の出した損失を隠蔽し、200億の不正融資を実行した人物がいる。

 

内藤部長
半沢、それは根拠があっての話か?

 

半沢
もちろんです。伊勢島ホテルに内部告発者がいました。しかし、その告発は京橋支店によって、もみ消された。

 

岸川取締役
いい加減な事を言うな!

 

半沢
いい加減なことかどうか、また、誰が何のために京橋支店に指示をしたのか。それは今後、必ず、明らかにしていくつもりです。楽しみにしていてください。大和田常務。

 

大和田常務
うん、楽しみにしているよ。

 

半沢
はっきり申し上げておく!行内の誰よりも、伊勢島ホテルの再建を本気で考え、金融庁検査を乗り切ろうと、努力しているのは我々です。今、我々以上に、伊勢島ホテルの担当にふさわしい者は、この銀行にはいない。これ以上、足を引っ張るようなら、徹底的に戦います。やられたらやり返す、倍返しだ!覚えておいていただこう。

 

半沢
はぁ…。

 

渡真利
へっ、よく乗り切ったな。

 

半沢
ああ、なんとかな。

 

渡真利
お前、福山が羽根専務と会った事がないって知ってたの?

 

半沢
羽根専務は、あれで一流のホテルパーソンだ。一度会った人間の顔と名前は絶対に忘れない人だと、湯浅社長から聞かされてた。それが、昨日…。

 

羽根専務
後の事は、新しい担当者の方にお任せしたらどうかしら?

 

半沢
その言い方で、福山は羽根専務に会っていないと確信した。

 

渡真利
なるほどね。普段から人と向き合ってたお前だからこそ、気付けたってわけだ。

 

直樹も直樹さ。自分の父親を殺したような銀行に入るなんて。しかも、その時の担当だった男が、今じゃすっかり偉くなって、あの子と同じ本部にいるんだからね。親の敵が、すぐそばにいるなんて。

 

誰なんですか?その敵って。

 

大和田って男さ。花さん、本当は、そのことを聞くためにここに来たんだろ?

 

半沢
どうした?近藤。

 

近藤
実は、今、例のラフィットっていう会社の女社長の自宅を突き止めたんだが。

 

半沢
ああ、たしか棚橋っていう。

 

近藤
それが、表札には…。

 

半沢
大和田?!

 

渡真利
何でその名前が出てくるんだよ?

 

半沢
タミヤ電機の不正にも、大和田が絡んでる。

半沢直樹の第8話のネタバレ,あらすじはここまで。半沢直樹の第9話のネタバレ,あらすじにつづく。

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